祝【初回ブログ】
谷田橋薬局は今年で100周年を迎えます。 記念すべきその年に、そっと描き始めることにしました。

今年2026年、谷田橋薬局は創業100年の大きな節目を迎えます。大正十五年に祖父 松太郎が開いた小さな薬局。その歴史に想いを馳せるたび 私が今この場所にいることが、どこか不思議で でも自然な流れのようにも感じるのです。
なぜ私は100年薬局を継いだのか
大自然と田端と家業と
福岡の薬科大学を卒業したあと、私はすぐに薬局を継ぐ道を選んだわけではありませんでした。

都内の薬局で働きながらも、生き方そのものにしっくりこず、別の世界へ足を踏み入れてみたり、地球一周の船旅や、日本を北上したりと、ずっと「自分がなぜ生き、いかに生きたいのか」を外の世界に探し続けていました。
その迷走の中で辿り着いた北海道の大自然は、私の心を静かに癒してくれました。数年、大自然と共に活きるうちに、わたしのココロとカラダは、わたし本来の氣へと還っていきました。

そして、私を育ててくれた地元・田端と、家族への愛と感謝、そしてこの町へ少しでも恩返しを という想いとともに、還ることを決めました。大好きなこの空間に。
その後 父雅雄が他界し、100年続くこととなる家業の薬局と 田端の町と共に生きることになりました。この話はまた、これからゆっくり綴ってみるつもりです。

田端と文豪と
谷田橋薬局という名前は、 かつてこの地を流れていた谷田川、そこに架かっていた谷田橋に由来します。谷田川は今は暗渠となり川も橋も姿を消しましたが、谷田橋交差点 や 谷田川通り といった地名に、その記憶が静かに残っています。
この土地の小さな歴史の断片にふれるたび、「ここに帰ってきた意味」をあらためて感じます。田端は文豪が多く住んでいた町でもあり、芥川龍之介さんの存在には昔から、なぜか親近感がありました。今回ブログを描き始めたことも、そんな土地の風にそっと背中を押されたような氣がしています。
100年のこの場所で、これからわたしが綴っていくこと
100周年を迎えるこのタイミングで、私はなぜかブログを描き始めることになりました。そしてそれは描く事が好きな私の以前からの夢でもありました。
ここでは、薬局のこと、健康のこと、田端の小さな歴史、そしてわたしの事。私が大切にしている “本来の氣で活きる” という視点からもココロとカラダについて、ゆるやかに わたし目線で綴っていきたいと想っています。
100年続いたこの空間には、たくさんの人の想いと記憶が流れています。そしてこれからの100年には、今を生きる私たちの物語が重なっていきます。その橋渡しをするような想いで、楽しみながら、わたしなりに”いま”の言霊を紡いでいかれたらと想っています。

どうぞ、のんびり読んでいただけたら嬉しいです。
-人生だいたい 遠回り。Michi-
